アプカス プロジェクト

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東日本大震災 被災地復興支援活動
(宮城県石巻市、気仙沼市、南三陸町、女川町など)

活動内容

実施期間

2011年6月1日>>2011年7月31日

それ以前の活動については
LinkIcon東日本大震災 緊急支援活動(3月29日~5月31日)

それ以降の活動については
LinkIcon東日本大震災 中長期支援活動(8月1日~)


活動計画

当会は、被害の大きい石巻、南三陸町、気仙沼市周辺の特に支援の行きと届いていない地域、避難所に焦点を当て、ニーズに基づいた支援物資の配布、地域間の支援ギャップを埋めるための活動を行ってきました。
6月からは、活動の中で物資支援の割合を小さくし、都市部および漁村部の支援の行き届いていない地域やグループの実態調査を開始し、中長期の支援活動へつなげられればと考えています。また、被災地でのボランティア人員の減少、活動支援金の不足等もあることから、特に地元のグループ、規模の小さな支援グループを現場と後方の両面からサポートする活動も行っていきたいと考えています。




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当活動に関するマップです

メンバー

石川 直人(フィールド責任者および後方支援)
伊藤 俊介(現地コーディネートおよび後方支援)
前田 昌弘(住環境とコミュニティ調査チーム)

パートナー

パルシック(PARCIC)
小国フォルケ・ホイスコーレ
いしのまき環境ネット
酪農学園大学
EPO北海道

予算

「アプカスフィールド基金」の寄付金を募り、より細かなニーズに現場レベルで対応する仕組みを作り、当活動をサポートします。

アプカス「フィールド基金」(PDF形式:現在募集中です)

活動報告

進捗状況

緊急物資支援
特に支援の行き届いていないグループへの小規模物資支援
(岩手県陸前高田、宮城県気仙沼市、南三陸町、女川町、石巻市、牡鹿半島など)

(1)被災者グループへの食料品、生活物資、資材等の御用聞きによる緊急物資の直接配布(~6月初旬終了)
詳細は、LinkIcon東日本大震災緊急支援活動ページをご覧ください

(2)アプカスフィールド基金による物資支援
被災自治会への防災用拡声器やパソコンの設置、家屋の修理工具の支援、避難所内無償美容室へのはさみ提供、子どもへのマンガ配布など

(3)遠隔地から郵送による物資マッチング「あくしゅプロジェクト」
霧多布湿原トラスト、北海道国際交流センター、メノビレッジ長沼、EPO北海道、調布教会、などと連携
お菓子、手造り味噌、ジャガイモなどの食料、下着類、生活用品、衛生用品、中古パソコン&電子辞書、洗濯機、書籍などを各避難所とマッチング後、各支援者が直接郵送

(4)twitterを利用した物資支援「TwitForYou」の利用による被災地への物資マッチング
ハエ取りリボン、車、椅子、座卓、冷蔵庫、殺虫剤、プリンター、パソコン、電子辞書を当会活動地の被災者へマッチング


ボランティアの受け入れと業務調整

ボランティアの受け入れ態勢の構築(パルシック、いしのまき環境ネット、酪農学園大学などと協働)

(1)酪農学園大学学生ボランティアチーム現地活動コーディネート(4月29日~7月3日)
大学教員を含め各班5名、合計40名程度を一週間交替で受け入れ

IMG_0153.JPG酪農学園大学ボランティアチームとの協働支援活動実績
●支援の届いていない僻地避難所・自宅避難者を探索
●ニーズベースの緊急物資配布(石巻市内・女川町・南三陸町・牡鹿半島・気仙沼市・陸前高田市)
●炊き出しの実施(週1~2回ペースで避難所で実施)
●気仙沼市本吉「はまセン(浜区多目的集会場)」、牡鹿半島小渕浜で滞在型がれき掃除
●石巻市内在宅避難者調査および支援
●石巻市内の衛生環境に関するプレ調査
●石巻市内、牡鹿半島、気仙沼市での瓦礫撤去・泥だし作業活動
●悪臭改善のための有用微生物資材散布作業
●傾聴ボランティア
●北上町特産品のスレート拾い
●慰霊祭などのセレモニー実施のサポート
●コミュニティカフェ設営のサポート
●在宅避難者へのプランター配布、仮設住宅で緑のカーテンのサポート
●その他拠点維持業務など

※現在、酪農学園大学学生有志で、夏休み期間を利用して「学生グループ主体」のボランティアチームを派遣について検討を行っています。

(2)一般ボランティアを受け入れ(パルシック、いしのまき環境ネットと協働)
札幌、京都などから受け入れ。今後も継続予定。


都市部のコミュニティ支援
IMG_0114_s.JPG孤立化しやすい都市部の被災民の実態調査と支援 高齢者世帯や自宅避難者に焦点を当てて

(1)石巻市内の複数自治区の実態調査および支援活動、自治機能の強化へ向けたサポート活動(石巻市鹿妻南・大街道・湊町周辺) 
特に在宅避難者が多い地区で、自治会の関係者からの聞き取り調査や個別訪問を行いながら、被災者の方が置かれている問題を集約し、その改善が少しでもお役にたてるようなプロジェクト立案に繋げます。また、緊急性の高いニーズがあった場合は、可能な限り迅速に直接支援を行います。


(2)在宅避難者へのプランターの配布(いしのまき環境ネットと協働)
DSC00924.JPG在宅避難者実態調査と希望者へのプランター配布活動
プレ事業として、在宅避難者の30世帯の中から、希望者と希望品種を募り、野菜やお花のプランターセットをお届けました。まだまだ小規模ですが、今後条件が整えば、少しずつ裾野を広げ、最終的には参加者の皆さんが持ち寄って、地域の集会所に花壇をつ くるプロジェクトを計画中です。また、プランターの様子を時々見に行って、雑談ができる・・・そんな関係を植物を育てながら築いていければと考えています。
配布時には、「毎年、家庭菜園をしていたが、塩をかぶり今年はあきらめていたのでうれしい。」「少しずつ成長していくことで楽しみが増えた。」という声も聞かれました。


情報の発信と共有
ツイッターやグーグルマップなどのインターネット技術等を利用した情報共有とピンポイントの物資支援体制、支援者との連携体制の確立

(1)ツイッター「apcas_tohoku」による情報発信と共有
既存の枠組みを超えて、より広範なネットワーク構築を目指して

(2)市民同士のサポートをサポート!
LinkIcon遠隔地からの宅急便による物資マッチング「あくしゅプロジェクト」運営
LinkIcontwitterによる物資マッチングサービス「TwitForYou」の積極的な利用
LinkIconいしのまき環境ネットの「礎プロジェクト」支援


中長期支援活動の調査・立案

現地グループとの協働とネットワーク強化

(1)いしのまき環境ネット(石巻市)の活動サポート及び共同プロジェクトの立案
衛生微生物資材の活用、石巻市民の声を届ける窓口作り、昨年度まで実施の植林・市民農園による心のケアプロジェクト活動サポート【検討中】

(2)つながる炊き出し隊(山形県・石巻市)の活動サポート
炊き出しボランティアの派遣および炊き出し調整業務とサポート

中長期プロジェクトの実施可能性調査と案件形成

(1)仮設住宅への省エネ型住環境改善とコミュニティ作り【実施にむけて申請中】

①地元間伐材による「二重サッシ」の設置 冬に向けた仮設住宅内部空間の性能改善(主に寒さ対策)
②グリーンカーテンの利用による夏に向けた仮設住宅外部空間の性能改善(主に暑さ対策)
③仮設住宅の住環境改善アイディアの蓄積、発信
仮設住宅の住環境改善アイディアを蓄積し、さらに、ニュースレターの発行や居住者間の情報交換会、仮設住宅アイディア・コンテスト(2013年5月)などによって積極的な情報発信を行います
④被災者、ボランティア、直接被災していない市民の繋がりの再構築
被災者とボランティアの協働によるエコ・ツアーの企画、公開シンポジウムなどを実施予定

上記①②とも阪神淡路大震災、新潟中越地震、スマトラ沖津波被災地で仮設住宅の増築やコミュニティ作りに関わった事があるNPO、建築士・研究者グループ、ボランティアチームでチームを結成し、実施予定

※プロジェクトの必要性については、下記仮設住宅での住環境とコミュニティの問題「仮設住宅の生活を少しでも快適に」をご参照ください


(2)石巻市在宅避難地区での公益情報”かわら版”の発行と情報サイクル作り【実施にむけて申請中】

①復興支援情報の収集とかわら版の発行
市役所の掲示板、WEBニュース、地方紙、市報などより情報を拾い上げ、情報紙を発行し、“かわら版”の配布を行います。
②意見ボックスの設置と行政へのフィードバック
拠点に市に対する質問・提案ボックスを設置し、被災者の声を市の関係部署に届けます。そして、できる限り担当者から回答を得、それを“かわら版”に載せて、被災者にフィードバックします。
③被災者の声の発信
復興に関するアンケート等を実施し、被災者の思いや考えを形にして発信していきます。

※プロジェクトの必要性については、下記「石巻市内の情報不足とコミュニティの問題「在宅避難者」をご参照ください


活動内容

img1686.jpg炊き出しの実施6月上旬
・仮設住宅調査
・住宅支援制度・家屋修理に関する組織作り・調査
・石巻市内コミュニティカフェの開設に向けた準備
・炊き出しの実施
・酪農学園大学ボランティアチームの受け入れと調整
・石巻市内在宅避難者調査および支援
・石巻市内の衛生環境に関するプレ調査
CIMG3811.JPG石巻市内の衛生環境に関するプレ調査

6月下旬
・石巻市内の衛生環境に関するプレ調査
・石巻市内コミュニティカフェの開設に向けた準備
・酪農学園大学ボランティアチームの受け入れと調整
・炊き出しの実施
・中長期申請案件の作成・提出
CIMG3927.JPG石巻市内で住宅修理ボランティアチームと連動

7月
・石巻市内コミュニティカフェの開設に向けた準備
・酪農学園大学ボランティアチームの受け入れと調整
・中長期申請案件の作成と提出
・酪農学園大学における学生ボランティア振り返りワークショップの準備


簡易レポート「現場で感じる今後の課題について」(2011年7月)

4月の下旬から、全国の一般ボランティア、大学生ボランティアを受け入れ、パートナー団体と共に活気あるボランティア派遣拠点を運営してきました。その中で、ボランティアの皆さんには、支援物資の運搬、がれきの掃除、炊き出しのサポート、避難所や自宅避難者の聞き取り調査、拠点の運営など多くの仕事を精力的にサポートしていただきました。

5月の末日で緊急物資支援の活動が終了したことから、6月は、地元グループの活動サポート、特に支援の行き届いていない被災者へのボランティアの派遣なども引き続き行う一方で、今まで多くのボランティアの皆さんにお願いしていた緊急物資配布の人手を、中長期の支援プロジェクトの立案に向けて、「各地区・地域の被災者の皆さんの生活が実際どうなっているのか?」というニーズ調査や実態調査にシフトさせていただきました。なぜなら、ニーズが流動的であることに加え、同じ地区・地域で暮らしていても、被災の程度や生活の実態は千差万別で、この時期に生じた様々なギャップが、あとあと地域内の火種となるということも多々あるためです。

現場では、支援が届かない、生活の先が見えないという理由で、いらだちを隠さない被災者の方も少なからずいる中で、ボランティアの皆さんには、調査部分、実動部分の両面で多くの汗を流していただいた事、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。その上で、明らかになってきたことは、被災地全体で「情報の不足」「住環境の問題」「コミュニティの問題」があるということでした。今後は以下の問題に対して、少しでも改善にお役にたてるよう活動を進めて行きたいと考えています。

石巻市内の情報不足とコミュニティの問題「在宅避難者」

CIMG3397.JPG東日本大震災で石巻市は、死者・行方不明者が5,495名、全半壊家屋が4万5千戸を越しており、他の自治体と比べても甚大な被害を受けた自治体です。被災後3カ月が過ぎた現在でも、85カ所の避難所において5,445名の方が厳しい生活を送っています。一方で、様々な理由により、被災当初から避難所には入らず、全壊、大規模半壊、半壊の判定を受けた被災した自宅家屋で生活を送っている「在宅避難者」も多くいます。

 在宅避難者の方にお話を聞くと、「在宅被災者にも関わらず、市からの救援物資を受け取ったことがない」、「様々な情報が載っている市報を被災後一度も目にしたことがない」、「新聞を買うお金がないので最近のニュースはほとんど知らない」といった“支援サービス”“公益性の高い情報”にアクセスできていない被災者が多く確認されました。
 避難所では、市職員が常駐または定期的に訪問し、市報を配布、必要情報の掲示を行っていましたが、自宅に戻った自宅避難の状態になると、人によっては避難所までの距離が物理的に遠いために、情報をもらえない状態が続いているとのことでした。“情報”へのアクセスができないことにより、市が提供する支援を受けられていないことは当然大きな問題ですが、これらの問題に対して「市役所がちゃんと仕事をしていない」という形で被災者の方は不信・不満を募らせており、行政と被災者との軋轢が高まり、今後の復興過程に悪影響を及ぼす危険性があるということも大変な問題です。

在宅避難者は、年金生活者などの高齢の方が多い傾向があります。今までは、十分暮らしていけた地域でも、地震と津波被災で、商店、スーパー、病院など基本的な生活を送る上で必要な物資やサービスを購入する生活の場も大きな被害を受け、車のない世帯が暮らしていくには非常に過酷な状況です。また、がれきの撤去の遅れや有害物質の飛散や下水復旧の遅れで、衛生環境も非常に悪く、その部分でのサポートも不足しています。さらに、人が集まる集会所や公民館なども被災した地区もあり、コミュニティという視点からの住環境への対策が急がれます。

また、話が前後してしまいますが、実は、在宅避難者へのケアが必要ではないだろうか?と思い始めたのは、4月7日の午後11時半に発生した大規模な余震の際でした。当時は、東松島市の避難所だった学校の3階にチームが滞在していました。明りが消えた避難所学校の3階の教室や廊下に被災者が集まり、再度津波や余震が来るかもしれないという不安の中で夜を過ごしました。地震が発生後2時間くらい経過した夜中1時過ぎ、見回りのため学校の玄関に行ってみると、暗闇の中から高齢の女性がリュックを背負って玄関に歩いてくるのでした。話を聞いてみると、女性は独居の在宅避難者で、地震発生後、1人では不安で眠れないので、徒歩で避難所に歩いてきたとのことでした。その際に感じたのは、今までは大丈夫でもこの状況下で高齢者が暮らすというのは、今まで以上のケアが必要になるだろうという思いと災害弱者という言葉でした。

※上記の問題は、「石巻市在宅避難地区での公益情報”かわら版”の発行と情報サイクル作りプロジェクト」として助成団体に申請し、改善のために取り組んでいきたいと考えています。

上記プロジェクトが、活動助成を受け、実施できる運びとなりました。以下のページをご覧ください。

LinkIcon東日本大震災 中長期支援活動(2011年8月~)ページ


仮設住宅での住環境とコミュニティの問題「仮設住宅の生活を少しでも快適に」
CIMG0499.JPG今回の震災では、被害が甚大かつ広域だったこともあり、被災者にとって復興への第一歩を踏み出す拠点となる仮設住宅の完成にも時間を要しています。さらに、行政職員も多数被災しており、きめ細やかな行政側のケアが行き届かない中で、仮設住宅への入居が始まっています。本来であれば、過去の震災の経験を生かした総合的な支援が、復興への第一歩となるはずですが、十分に行われているとは言えないのが現場の声です。実際建設された仮設住宅に足を運んでみると、従来の仮設住宅でも指摘されていた通り、「狭い・暑い・音がつつ抜け」という問題が発生しており、大きな欠陥のある仮設住宅も少なからず存在します。

特に、これから2年以上の生活を送る「生活空間」としての仮設住宅を少しでも快適かつ東北の環境に順応したものにできるかは、地域の復興にとって非常に重要な課題です。ある仮設住宅地区では、建設を行った業者によって住宅の“質の差”が出ており、はじめから断熱に優れたペアグラス窓を使用している所もあれば、東北の気候には適さない通常の窓も混在している地区も存在します。これらの“差”は、コミュニティ全体から見ると、快適性や光熱費といった形で差となって現れ、被災者間の関係に歪みを生み出し、その関係性の悪化の引き金となりかねない現状です。

※上記の問題は、仮設住宅への省エネ型住環境改善とコミュニティ作りプロジェクトを申請し、その改善のために取り組んでいきたいと考えています。

上記プロジェクトが、活動助成を受け、実施できる運びとなりました。以下のページをご覧ください。

LinkIcon東日本大震災 中長期支援活動(2011年8月~)ページ



フィールドの風景

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picasa_photo.jpgPICASAウェブサービスで活動写真を見ることができます

LinkIconPICASAによるAPCAS東日本大震災活動フォト

フィールドチームをサポート!
アプカス「フィールド基金」をご支援下さい。

field_funds_2nd_ssize.jpg 私たちは、活動地であるスリランカで、2004年のスマトラ沖大津波などの自然災害や内戦の被災者へ様々な緊急支援を実施してきました。

私たちは、どの災害現場でも、今一番必要とされている支援は何かを現地の方々や関係者と共に考え、地域の繋がりを大切にしながら、緊急支援活動を実施してきました。今回の東日本大震災緊急支援活動でも「特に支援が届きにくい場所や弱い立場に置かれるグループに支援を届ける」をテーマに、思いを共にする個人・グループの皆さんと3月下旬から宮城県全域の被災地で活動しています。

4月初旬から、宮城県石巻市に拠点事務所と物資倉庫を構え、パートナー団体を合わせ常時10名ほどのメンバーとボランティアの皆さんが力を合わせ、石巻、気仙沼、女川、南三陸の65を越える被災者グループへ食料品、生活物資、資材などの緊急物資支援を行ってきました。また、遠隔地にお住まいの皆様が、被災地へ宅急便を使って直接物資支援をする「あくしゅプロジェクト」、ボランティア拠点の運営、炊き出しや交流企画の実施、自宅避難地区の実態調査も実施しています。

刻々と変化する被災地の状況ではありますが、現在、復興支援活動として、石巻市内の自治会の強化や自宅避難者のサポート、津波ヘドロの環境調査と下水用の側溝清掃、仮設住宅の住環境改善サポート等のプロジェクト実施に向けて、パートナーグループと共に現地で調整を行っています。

今後も東北で支援活動を継続しますので、その中で適宜使用させて頂きたいと思っております。

本来はご支援いただいた皆様お一人お一人に、活動経過の報告とお礼の連絡をすべきところではありますが、東日本大震災支援とスリランカ事業を限られたスタッフで両立させていくためには、想像以上に多くの時間を向けなければならない現実があります。大変心苦しいばかりですが、皆様からお寄せいただいた本当に温かなご厚意への個別のお礼を今はこの場をもってかえさせていただききたく存じます。

thanks_letter20110616.jpgフィールド基金へのご支援ありがとうございました!私たちが活動を行う被災地には、今なお支援を必要とする被災者の皆さんやコミュニティが存在し、被災者のニーズに合った素晴らしい技術や思いを持っていながらも、資金難を原因に支援活動を取りやめる「支援する側」のグループも多くあります。

そういった「支援する側」「支援される側」を超えて、「技術」と「思い」を持った方をサポートし、繋げて行くこと。それこそが、現在の我々の使命であると強く決意を新たにしております。

小さな団体であるからこそ、海外で草の根の活動を続けてきた我々のような団体であるからこそ、見える事、お役にたてる事が、ここ東北にあります。

被災地の支援の行き届かない場所やグループを柔軟に支援することができる「フィールド基金」は、当会の活動の延長に合わせ、現在も募集を継続しております。
今後ともご支援のほど重ねてお願い申し上げます。

※なお、当初は4月30日までの応募となっておりましたが、当活動の延長に合わせ、現在も募集させていただいております。

apcas_logo_red.gifアプカススタッフ一同

「フィールド基金」振込先

○郵便振替(ゆうちょ銀行)
19470 112711 特定非営利活動法人アプカス

(※他行からゆうちょ銀行へ振込の場合は、
「ゆうちょ銀行 948支店 0011271 特定非営利活動法人アプカス」となります)

○楽天銀行
リズム支店 (普)7032869
 特定非営利活動法人アプカス


「フィールド基金」の使途

IMG_7911.JPG民間の避難所にまんがとおもちゃを提供○民間の受け入れ世帯で暮らす子どもの被災者へのマンガの購入
○美容師の被災者が無料で行っている避難所美容室へのはさみセットの提供
○石巻事務所のボランティア受け入れ用仮設住宅の建設支援(市内での住宅確保が難しい事態を受け)
○石巻市内自治会への防災用拡声器と中古パソコンの支援
○自らのコミュニティで建設・修理を行っている僻地避難所への工具(電動含む)と建設資材の提供(支援不足の避難所へ対して、自立をサポートする)
○フィールドスタッフの移動交通費など

現地のニーズは刻々と変化しております。その他の使途について、随時検討を行いつつ、使用させて頂きます。現在60名を超える個人・グループの方から、支援を頂きました!この場を借りて感謝申し上げます。

日本の皆様へ

3月11日に発生した三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により多くの貴重な人命が失われことは、スリランカでも大きなニュースとして報道され続けております。

普段、アプカスのスタッフは、スリランカと函館に分かれて仕事をしていますが、災害発生後から全てのスタッフが「何ができるんだろう」という自問の中にいました。そこに国籍も国境もありません。

我々スタッフは、アプカスのスリランカにおける活動の中で、天災や内戦により大切な人を失い、故郷を追われる多くの人を現場で見てきました。人々の悲しみの叫びを心が引き裂かれそうになりながら聞き、自らの無力感を痛感することも少なくありません。
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被災後の日本の光景を見ていると、スリランカの大きな災害現場と変わらない光景があります。そこには、我々の現場と同じように、多くの支援を必要としている方々と声なき悲しみがあり、それは距離を超えて、痛いほどに伝わってきます。

日本の人々は、多くのスリランカの被災地に手を差し伸べてくれました。

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我々アプカスは、日本とスリランカの人々の繋がりの中から生まれ、活動しているということを今ほど自覚する事はありません。私自身も2004年12月に起こったインド洋大津波の復興事業に携わってきました。そういった経験やネットワークを今後どう生かせるか、スタッフと共に考えていきたいと思っています。

被災者された皆様に謹んでお見舞い申し上げますとともに、愛する日本の復興を心よりお祈り申し上げます。

アプカススリランカ事務所代表 
ダグラス チャンダナ クマーラ

災害復興支援活動(スリランカ)


LinkIconスマトラ沖地震にともなう被災者への支援プログラム(2005)

LinkIcon地滑り災害被災地におけるBHN充足に向けた支援(2007)

LinkIcon地滑り災害被災地における総合的支援~グリーンムーブメント・オブ・スリランカ協働事業~(2007)

LinkIcon地滑り被災者に対するBHNの充足と自立型復興促進のための自治組織力の強化(2008)

LinkIconハングランケタ郡地すべり被災民移転地における参加型水供給プログラム(2008)

LinkIcon津波移転住宅における家庭菜園導入によるゴミ問題の解決(2009)

LinkIcon地滑り被災者移転地区における住宅建設へのコンクリートブロック提供と自治組織の強化(2009)

LinkIconスリランカ北東部内戦避難民子ども支援プロジェクト~小さな笑顔プロジェクト~(2009)

LinkIcon地すべり被災地域における校舎建設と学校菜園運営を通した教育支援(2010)

LinkIcon地すべり移転地区における子どもクラブの運営(2010)

LinkIcon地すべり被災地における農業を中心とした総合的な生計向上支援(2010)

LinkIcon地すべり被災者への住宅資材の提供事業(2010)

LinkIcon北中部州洪水被災児童への学用品の緊急支援活動(2011)


災害復興支援活動(日本)


LinkIcon東日本大震災『緊急支援活動』(2011.03-05)

LinkIcon東日本大震災『復興支援活動』(2011.06-08)

LinkIcon大震災被災地へ物資を直接支援「あくしゅプロジェクト」(2011)

LinkIcon東日本大震災『中長期支援活動』(2011.08-2012.03)

LinkIcon東日本大震災『仮設住宅の住環境改善支援』(2012.04-2013.03)

LinkIcon東日本大震災『コミュニティ構築支援活動』(2012.04-2013.03)

LinkIcon東日本大震災『コミュニティ構築支援活動』(2013.04-2013.12)


地域開発事業


LinkIcon生計向上と地域の安定を目指した家庭菜園の普及活動(2007~)

LinkIcon農村地域のアトゥンゴダイシパタナ小学校校舎新築及び環境教育の普及(2008)

LinkIcon識字率向上へのチルドレン・ハッピー・プランinスリランカ~子どもが子どもに教える。そこから広がる大きな幸せの輪~(2008)

LinkIconゴミから紙を作る!エコロジカルペーパー・ワークショップによる環境教育プログラム(2008)

LinkIcon僻地農村貧困地区での分散型エネルギー普及の調査・建設プロジェクト(2008)

LinkIcon住民主体の森林再生~「貧困⇔森林破壊」負の連鎖を断ち切る~(2009)

LinkIcon干ばつ地域での女性に配慮したコミュニティ主導防災計画の立案(2009)

LinkIconおが屑の有効利用を通したモラトゥワ市ボルゴダ湖の自然環境保全(2009)

LinkIcon僻地農村の子どもへのコンピューター&インターネット技術の普及活動(2009)

LinkIcon僻地農村のティッサカニトゥ小学校修繕および菜園による栄養改善事業(2009)

LinkIconウィルガムワ郡の教育設備の整備および教育の重要性についての啓発事業(2009)

LinkIcon食料・平和の確保に資する家庭菜園&有機農業普及のための農業研修センターの設立(2009)

LinkIconスリランカ僻地における学校建設を通した教育支援事業(2009)

LinkIcon僻地・農村地域の学校における水供給と衛生概念向上支援~子どもの健康改善に向けて~(2009)

LinkIconスリランカ紛争及び津波被災地域における子どもの栄養改善とメンタルケアプログラム(2009)

LinkIconパルゴッラ幼稚園&図書館の新築プロジェクト(2010)

LinkIcon僻地・農村地域の学校における水供給と衛生概念向上支援~子どもの健康改善に向けて~(2010)

LinkIconおが屑の有効利用を通したモラトゥワ市・ボルゴダ湖の自然環境保全(2010)

LinkIcon水質の改善、水資源の有効利用を通した地域開発プロジェクト(2010)

LinkIconアプカスを通した直接支援スキーム「おんこ基金」プロジェクト(2010)

LinkIconスリランカと日本を結ぶアートクラフト開発プロジェクト(2010)

LinkIcon視覚障がい者のフットマッサージ師就職促進プロジェクト(2010)

LinkIconガルカダウェラ幼稚園新築プロジェクト(2010)

LinkIcon視覚障がい者雇用促進のためのマッサージサロンの運営(2011)

LinkIcon視力検査と視力矯正を通した子どもの健康増進と学習環境の整備(2011)

LinkIcon家庭菜園普及と農業組合および女性グループの組織強化支援(2011)

LinkIcon農業生産加工や省エネ商品の販売促進による生計向上支援活動(2011)

LinkIcon英語クラブと補講クラスの実施を通した学業支援活動(2011)

LinkIcon家畜飼育の導入による貧困削減と地域の平和促進(2012)

LinkIcon視覚障がい者雇用促進のためのマッサージサロンの運営(2012~)

LinkIcon乳牛飼育の導入と生乳販路確保による貧困削減(2013)


教育講演活動


LinkIconスリランカ・スタディツアー・コーディネート(2008)

LinkIcon北海道障害学研究会サポート活動(2008)

LinkIcon教育機関での国際協力に関する講演活動(2008)

LinkIconBOPビジネス及び社会起業に関するフィールド調査(2010)


情報の共有活動


LinkIcon現地パートナーNGO/シッダールタ チャイルド ディベロップメント ファンデーション(SCDF)