アプカス プロジェクト

project_logo1.gif
08081.jpg

津波移転住宅における家庭菜園導入によるゴミ問題の解決
(スリランカ・マータラ県ウェリガマ郡ミリッサ津波移転住宅地区)

現況

08082.jpg

マータラ県は、2004年のスマトラ沖地震による津波により甚大な被害を被った。被災後、支援により海岸線沿いに暮らしていた多くの住民は、内陸部に新たな住宅を提供された。ミリッサ津波移転住宅地もその1つであり、20世帯が2005年12月に移転を完了した。そんな中、住民は少しずつ普段の生活へと戻って行ったが、以前と違い20軒が密集しているためゴミ問題が大きな課題となった。

また、行政によるゴミ収集は週に約1度(不定期)しか行われておらず、生ゴミによる悪臭やハエの発生などによる衛生環境の悪化が顕著となっている。

活動指針

08083.jpg

活動概要

コンポストの普及を通した生ゴミのたい肥化及び資源リサイクルシステムの整備
家庭菜園の普及

受益者

ミリッサ津波移転住宅に住む20世帯の住民(女性46名・男性52名・子ども18名)

目的

生ゴミの有効利用を通したゴミ減量
家庭菜園による栄養改善及び技術の習得
資源のリサイクルシステムの整備
住民ネットワークの向上

活動内容

08084.jpg

実施期間

2009年2月>>2010年1月

活動計画

本事業では、生ゴミからコンポストを作り、それを家庭菜園に有効利用することで、ゴミの7割を占める生ゴミを減らし、住宅地の環境改善を図ることが目的である。また、ゴミの分別に関する啓発活動も同時に行い、再利用できる紙やペットボトルなど集め、業者に引き渡す事により、より環境に優しい津波移転住宅地としてのモデル作りにもつながる。

2009年2月 住民との話し合いを通した問題分析及び活動計画作り
2009年3月 家庭菜園トレーニング1(4日間)
2009年3月 ゴミの分別に関する啓発活動(4日間)
2009年4月 有機肥料の投入
2009年4月~ 家庭菜園トレーニング2(栽培開始)(2日間)
2009年4月~ ゴミの分別を開始。引き取り業者を選択
2009年7月 家庭菜園トレーニング3(2日間)
2009年7月 再利用可能なゴミの業者への引渡し開始
2009年10月 家庭菜園トレーニング4(2日間)
2010年1月 家庭菜園トレーニング5(2日間)

カウンターパート

グリーンムーブメント・オブ・スリランカ(GMSL)

メンバー

石川 直人(現地コーディネーター)
伊藤俊介(国内調整業務)
Ms.プリヤンタニローシャニ(現地スタッフ)
Mr.ニマルクマーラトゥンガ(現地スタッフ)
Ms.ディルルクシ(現地スタッフ)

予算

1967千円

当プロジェクトは、財団法人日本国際協力システム(JICS)によるNPO助成事業助成金1000千円により実施されます。

活動報告

P1080388.JPG

進捗状況

実施中

実施レポート

P1080389.JPG

当プロジェクトでは、特に家事を担当する女性に焦点を当てるため、現地の2 人の女性フィールドコーディネーターを配置し、当該地の住民にきめ細やかなバックアップを行い、住民ネットワークの強化やモチベーションの向上を行うことで、今後の復興への基盤強化を併せて行います。

・住民との問題分析及び計画作り(2月)
・生ごみを肥料に変えるためのコンクリートの入れ物の提供

・家庭菜園ワークショップ及びフォローアップ(4月~)
家庭菜園実施に向けたワークショップを開催した。狭い土地をいかに有効に利用して野菜などの作付けをするかを専門家を招き、学んでもらった。また、有機肥料の配布を行い、住民それぞれの土地に種を蒔く場所を作り、合わせて各戸へ専門家を派遣し、個別の指導・質疑に応じた。参加できなかった住民については、近隣住民で簡単なフォローアップを行うことが確認された。
また、当ワークショップ開催後に、住民へ7種類の種を配布した。種の種は、オクラ・ナス・ピーマン・トマト・ハツカダイコン・インゲン・ワタクル(ナス科の野菜)。
フォローアップとしては、6月に育ってきた苗に虫が付き始めたため、薄めた石鹸水を使った防除方法を伝えた。この頃から、一部住民の中で、ゴミとして捨てられる壊れたプラスチック製品を鉢として再利用し、トマトなどを植えはじめるなど、野菜収穫が本格化する中で、受益者の自発的な活動が芽生え始めた。
7月には、「スリランカ家庭菜園ワークショップ」を住民と共に開催し、成功を収めた家庭菜園の事例を多数紹介し、ガイドブックの配布を行った。

・公衆衛生官と連動した啓発活動(5月)
行政側の協力を得て、公衆衛生官を事業地に招き、ゴミ問題についての啓発活動を開催した。ゴミ問題が引き起こす健康への問題を中心にゴミの分別の重要性等を住民に伝えた。特に、ビニール袋などの投棄により蚊が発生しデング熱などの流行につながる点を指摘し、改善の必要性を確認した。
(ゴミの分別を促進させるため、1プラスチック類、2紙類、3ビン・カン類に分けるための3種類の袋を配布した)

・共有地(公共エリア)の整備(6月)
コミュニティの強化の一環として、住民によって共有地の整備(20本の植樹)を行った。
(苗:ウッドアップル、オリーブ、アボガド、ランブータン)

P1110050.JPG

担当者レポート

・09年3月:
当初から想定外の事項としては、
20世帯中、4世帯は諸事情により(海外へ出稼ぎに出ている等)定住しておらず、現時点で事業への参加が事実上難しいという問題が確認されました(スリランカでは中東地域への出稼ぎが大きな外貨収入源となっているため、特に女性の出稼ぎが多い)。今後、定住が確認され次第事業への参加を促す予定です

・09年12月:
現地の家庭菜園の様子のビデオレポートです(担当:石川)
以下をクリックください(別ウィンドウ・タグで開きます)

LinkIcon創意工夫あふれる家庭菜園とコンポストの紹介


プロジェクトトップへ

災害復興支援活動(スリランカ)


LinkIconスマトラ沖地震にともなう被災者への支援プログラム(2005)

LinkIcon地滑り災害被災地におけるBHN充足に向けた支援(2007)

LinkIcon地滑り災害被災地における総合的支援~グリーンムーブメント・オブ・スリランカ協働事業~(2007)

LinkIcon地滑り被災者に対するBHNの充足と自立型復興促進のための自治組織力の強化(2008)

LinkIconハングランケタ郡地すべり被災民移転地における参加型水供給プログラム(2008)

LinkIcon津波移転住宅における家庭菜園導入によるゴミ問題の解決(2009)

LinkIcon地滑り被災者移転地区における住宅建設へのコンクリートブロック提供と自治組織の強化(2009)

LinkIconスリランカ北東部内戦避難民子ども支援プロジェクト~小さな笑顔プロジェクト~(2009)

LinkIcon地すべり被災地域における校舎建設と学校菜園運営を通した教育支援(2010)

LinkIcon地すべり移転地区における子どもクラブの運営(2010)

LinkIcon地すべり被災地における農業を中心とした総合的な生計向上支援(2010)

LinkIcon地すべり被災者への住宅資材の提供事業(2010)

LinkIcon北中部州洪水被災児童への学用品の緊急支援活動(2011)


災害復興支援活動(日本)


LinkIcon東日本大震災『緊急支援活動』(2011.03-05)

LinkIcon東日本大震災『復興支援活動』(2011.06-08)

LinkIcon大震災被災地へ物資を直接支援「あくしゅプロジェクト」(2011)

LinkIcon東日本大震災『中長期支援活動』(2011.08-2012.03)

LinkIcon東日本大震災『仮設住宅の住環境改善支援』(2012.04-2013.03)

LinkIcon東日本大震災『コミュニティ構築支援活動』(2012.04-2013.03)

LinkIcon東日本大震災『コミュニティ構築支援活動』(2013.04-2013.12)


地域開発事業


LinkIcon生計向上と地域の安定を目指した家庭菜園の普及活動(2007~)

LinkIcon農村地域のアトゥンゴダイシパタナ小学校校舎新築及び環境教育の普及(2008)

LinkIcon識字率向上へのチルドレン・ハッピー・プランinスリランカ~子どもが子どもに教える。そこから広がる大きな幸せの輪~(2008)

LinkIconゴミから紙を作る!エコロジカルペーパー・ワークショップによる環境教育プログラム(2008)

LinkIcon僻地農村貧困地区での分散型エネルギー普及の調査・建設プロジェクト(2008)

LinkIcon住民主体の森林再生~「貧困⇔森林破壊」負の連鎖を断ち切る~(2009)

LinkIcon干ばつ地域での女性に配慮したコミュニティ主導防災計画の立案(2009)

LinkIconおが屑の有効利用を通したモラトゥワ市ボルゴダ湖の自然環境保全(2009)

LinkIcon僻地農村の子どもへのコンピューター&インターネット技術の普及活動(2009)

LinkIcon僻地農村のティッサカニトゥ小学校修繕および菜園による栄養改善事業(2009)

LinkIconウィルガムワ郡の教育設備の整備および教育の重要性についての啓発事業(2009)

LinkIcon食料・平和の確保に資する家庭菜園&有機農業普及のための農業研修センターの設立(2009)

LinkIconスリランカ僻地における学校建設を通した教育支援事業(2009)

LinkIcon僻地・農村地域の学校における水供給と衛生概念向上支援~子どもの健康改善に向けて~(2009)

LinkIconスリランカ紛争及び津波被災地域における子どもの栄養改善とメンタルケアプログラム(2009)

LinkIconパルゴッラ幼稚園&図書館の新築プロジェクト(2010)

LinkIcon僻地・農村地域の学校における水供給と衛生概念向上支援~子どもの健康改善に向けて~(2010)

LinkIconおが屑の有効利用を通したモラトゥワ市・ボルゴダ湖の自然環境保全(2010)

LinkIcon水質の改善、水資源の有効利用を通した地域開発プロジェクト(2010)

LinkIconアプカスを通した直接支援スキーム「おんこ基金」プロジェクト(2010)

LinkIconスリランカと日本を結ぶアートクラフト開発プロジェクト(2010)

LinkIcon視覚障がい者のフットマッサージ師就職促進プロジェクト(2010)

LinkIconガルカダウェラ幼稚園新築プロジェクト(2010)

LinkIcon視覚障がい者雇用促進のためのマッサージサロンの運営(2011)

LinkIcon視力検査と視力矯正を通した子どもの健康増進と学習環境の整備(2011)

LinkIcon家庭菜園普及と農業組合および女性グループの組織強化支援(2011)

LinkIcon農業生産加工や省エネ商品の販売促進による生計向上支援活動(2011)

LinkIcon英語クラブと補講クラスの実施を通した学業支援活動(2011)

LinkIcon家畜飼育の導入による貧困削減と地域の平和促進(2012)

LinkIcon視覚障がい者雇用促進のためのマッサージサロンの運営(2012~)

LinkIcon乳牛飼育の導入と生乳販路確保による貧困削減(2013)


教育講演活動


LinkIconスリランカ・スタディツアー・コーディネート(2008)

LinkIcon北海道障害学研究会サポート活動(2008)

LinkIcon教育機関での国際協力に関する講演活動(2008)

LinkIconBOPビジネス及び社会起業に関するフィールド調査(2010)


情報の共有活動


LinkIcon現地パートナーNGO/シッダールタ チャイルド ディベロップメント ファンデーション(SCDF)